書評:教祖力 箕輪康介著
2018年1月19日 静岡県立大学での講演会を皮切りに、
6月まで続いた地方巡礼ツアーの模様を収録した本著。
初版10万部からいこうか。 pic.twitter.com/z9UpllByk7
— 箕輪2.0 (@minowanowa) 2018年2月11日
本著の帯にもある「何万の熱狂を同時に動かす「究極の力」」とある通り、日本全国の若者が箕輪氏の言葉に熱狂している姿が克明に記録されている。
現代の若者を突き動かしているガソリンは箕輪氏の言葉。
現代の若者の地図/ナビは箕輪氏の行動力。
本著を読んで分かった事は、箕輪氏のアジテーションに熱狂する若者達。
そのコールアンドレスポンスの波は、たちまち日本全国を席巻してしまう程になってしまうという凄まじいエネルギーを持っているとういう事。
この地方巡礼ツアーには当初、極秘で情熱大陸が密着していたのだが、4月7日の京都での講演会でばれてしまい、その情報が一気にSNSで拡散されてしまい、ひと騒動起こす事になる。
旧態依然としたマスメディアによる情報提供の形態は、もはや現代に生きる者達には全く通用しないという事を思い知らされる事になる。
ベーシックな情報はオープンで、かつ鮮度が重要である事を誰よりも認識している信者達にとって、とっくにSNSや箕輪氏のサロン等でオープンとなっている情報が、さも一部のメディアのみがキャッチした先鋭的な情報であるがごとく放送される事は我慢ならなかったのだろう。
本著は、現代に生きる若者にとってのバイブル、聖書になるはずだ。
本著の第3章にある、「ぐずぐずするな」「とにかく動け」「圧倒的に仕事しろ」という言葉を、信者達は既に実行している。
我々おっさん達がぐずぐずしている間に、若者達は本著をバイブルとして、ガソリンとして、ナビとして行動し続けているのだ。
既にゲームチェンジは起こっているし、もしかたしらもうチェンジしたのかもしれない。
何せ教祖自身が一番動いて、アウトプットし続けているのである。
その模様は本著を読むと一目瞭然。
そのスピードは常にトップギアで、信者の前を突っ走る。
誰も追いつく事は出来ない。
しかし、その先頭を突っ走る教祖は、信者に対して共犯関係を求める。
ついてこい、ついてこい、ついてこい!!
教祖は常にアジる。
信者はその言葉に酔いしれて、必死に後をついていくのである。
その理由は何なのか。
信者の原動力となるものは何なのか。
信者自身も決してついていくだけではなく、様々なプロジェクトを自主的に立ち上げて実行力を発揮していける理由は何なのか。
この理想的なエコシステムの要因を、この本を読むことによって理解出来るはずである。
それは、我々オッサン世代には到底理解する事が出来ない、実行出来ないものだと思っていた。
しかし。
本著を読んでいる途中から、僕は無性に走り出したい気分になっていた。
何でもいいから、がむしゃらに体を動かしたかった。
思いっきり大きな叫び声を出したくなっていた。
うかうかしていられない。
まったなしだ。
これは覚悟の問題。
やり切る覚悟があるかどうか。
振り切れる覚悟があるかどうか。
僕は立派な信者だ。
箕輪氏は、現代の若者だけの教祖ではない。
今、現代の日本に必要な教祖である。
真に教祖誕生である。
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